フォローでクラブを体正面に抜く

1/7のレッスンで、「フォローで左に振り抜くのではなく、体の正面に振り上げるように抜きなさい」と言われる。全力で振ると勢いで左に流れてしまうので、最初は50yくらいのスイングでと。まずは、ダウンで開かずに内側から入れるのが前提になるが、そのままやろうとすると全部シャンク。いくら内側から入れたとしても、腕を飛球線ではなく体の正面に動かすのは無理で、逆に手元を体から離れないようにボールよりかなり手前を通して、インパクトで腕を止めて手首でヘッドを跳ね上げる、つまり釣り竿を釣り上げるような動きになる。タイミングが合うと、ストレートでもの凄く高い球が出る。
この振り方だと、体の中心から見た時のヘッドの移動が少なく感じられるので、ヘッドスピードが上がらないように感じてしまうのだが、手元を中心としたシャフトの回転スピードは(インパクト前後の瞬間的には)むしろ速くなる、ということなのだろう。そして、自分ができるようになって始めて気づいたが、これが「フォローでシャフトを立てる」の正体だ。
この練習をしているうちに、半年前くらいから言われ続けてきた「インパクトで止める」の意味がわかってきた氣がする。インパクトで止めるのはかなりの力が要るので、止めようとするとその前から力が入ってしまっていたと思うのだが、直前の力が抜けていれば抜けているほど、腕を止めた時に大きくヘッドが走る。また、この時ヘッドが走る方向は遠心力によって体の外側に向かうので、手元は体の近くを通さないとミートできない。普段、フルスイングしている時のインパクト位置に比べると、止める時の手元の位置は遥かに手前、遥かに下、つまりアドレス時の手元の位置に近い。