巨大なおもちゃ

会社で日報という名のblogを書かされているせいで、こっちの日記に書き込むタイミングが無い。巨大なおもちゃで遊び始めて3日目。今日もはまりにはまって漸く目的を達し、さぁ成果を日報に書くぞと思ったら日報サイトが落ちていた。そうだった、今週末は停電だったのだ。
昨日まででマシンの素性はある程度わかったので、その間に自宅でdownloadしておいたCentOS5.0を朝からインストール。何事も無く終了し、最低限の環境を整えた後、Xenにとりかかる。作っておいたVMをコピーするだけのつもりだったのだが、仮想マシンマネージャ(Virt-manager)を見てみると、VMの作成のところでインストールソースのURLを入力するようになっている。先週あんなに苦労したVM作成が、こんなウィザードでできるのか?最初からCentOSでやっとけば良かった、と思い試してみる。見事にはまる。
Virt-managerはどうやってもproxyを見てくれない。DVD imageは手元にあったのでloopback mountしてfile://で指定してみるがダメ。URLはUniversal Resource Locatorのはずなのだが、httpとftpしか見ないとはこれいかに? 仕方ないので、localのapacheをインストールソースサイトに仕立てて再挑戦。今度はI/Oエラー。apacheのログを見ると、/image/xen/vmlinuzにアクセスしている。Xen対応のkernelである。OSがParaVirtualのゲストに対応するというのは、kernelだけの問題であり、そのkernelはホスト側から提供されるので、distributionとして「ゲストに対応」とは意味がわからなかったのだが、そうか、そういうことかと、納得しつつDVD imageの/image/xen/vmlinuzを見る。ファイルは確かにあるが、コピーしようとするとI/Oエラー。DVD imageのサイズを見ると1Gしかない。CDは4枚組なのでそんなはずはない。壊れているのだ。先週はまったのもこれのせいか?DVDの再downloadは不可能なのでCD imageを4個download。unionfsがあれば一発でmountできるのになーと思いつつ、4個のimageを全て展開。これをインストールソースにして遂にインストール成功。
先週、ParaVirtualの場合はインストーラを起動、なんてわけにはいかない、と書いたばかりなのだが、普通にインストーラが立ち上がる。最初にXen対応kernelを使ってVMを起動、その上でインストーラを実行しているらしい。/image/xen/vmlinuzにkernelを置くのは、virt-managerが勝手に決めた決まりであり、RedHat/CentOS以外のOSを入れたい場合はどうするのだ? debianにもsuseにもそんなファイルは無い。