海辺のカフカ

500頁くらいある上巻をもう読み終えてしまった。これは傑作だと思う。自分の中ではbest3に入れていいのではという気がしている。ちなみに今までのbestはと言うと、ノルウェーの森、ハードボイルドワンダーランド、だいぶ離れて羊を巡る冒険とダンスダンスダンスといったところだろうか。半分読んだだけでそんなことを決めてしまって良いのかという気もするが、そもそもこの人の小説には、メッセージとか人生の教訓とか、そんなものは無いのだ。いや、書いてる本人はあるのかも知れないが、少なくとも自分には必要ない。本を読むという行為そのものが楽しめればそれで良いのだ。そういう意味では、今回は読み進むごとに加速度的にはまっている。