やはり諸悪の根元は開き

レッスンに行ってみると、身についたはずのヘッドをまっすぐ降ろす打法がもはやできなくなっている。しばらく打ったところで指摘されたのが、やはり体の開き。そして、開いてスライスするのを嫌がって手首を無理やり返して左に打ち出しているという。つまり、インパクトの前に手元をヘッドが追い越している状態。これなら、ダフリ、トップ、あらゆるミスが出て当然。そして、たまに当たるとものすごくいい当たりが左一直線。5年前に始まったアイアンのスランプの原因の核心が恐らくこれ。
元々あったスライスの原因が体の開き、その開きを直さずに手先だけでフェースを返してスライスを克服した気になっていた、そしてスライスが治まると同時に左一直線が始まった、というのが、この5年間くらいのスランプの実態らしい。昨夏の軽井沢くらいからの、右45度下45度が調子良いのもそう考えれば説明がつく。インパクトの時点でフェースが返って左下を向いてしまっているので、それを相殺する方向に振るとちゃんと当たるということだ。
このスライス、開きを矯正するドリルは、胸を右足の外に向けたままインパクトで止める。これにより肩、胸が閉じた状態のままインパクトを迎える感覚を身につける。