ビジェイ・シンの右手はインパクトで離れている

「よっこいしょ」の正体は、インパクト付近の顔、上体の無駄な上下動。その原因は、球を上げたい気持ち、必要以上に打ち込みたい気持ち、球の行方をすぐに確認したい気持ち、結局気持ち、心。とにかく力を抜いて、上体の無駄な動きが、無くなるよう、静かに振る事を心がけてみた。
左肘をできるだけ曲げず、円弧が大きくなるようにグリップを遠いところで回す。ボールの上3分の2を削った後、惰性でターフを取るように投げ出す。というようなイメージを模索していたら、インパクトの直前くらいに右手が離れてクラブが加速する感覚になった。インパクトの瞬間の右手のイメージは、指先だけグリップにかかっていて掌は開いて飛球線方向下をむいている、ハイスピードカメラで撮ったら本当にそうなってるかわからないが、感覚としてはそんな感じ。まさに、ビジェイ・シンの写真だ。その後、右手はボールの向こうの地面を掃くような感じ。インバクトで「押し込む」というのは、こんな感覚なのだろうか?