Flight Plan

かみさんの友達が貸してくれたと言うので、早めに食事をしてTVの前に座る。「えー、まさかそんな落ち?」と思ったのが、1時間位のところ。この先どーやって話をつなぐのかなーと思っていたら大どんでん返し。冷静になって現実を受け止めたように見えた主人公は、実は作戦練ってたわけですね。このどんでん返しのあり得無さ加減だけならかなり上位に行きそう。そもそも犯罪ものだと思って観てなかったし、保安官と乗務員が犯罪者って掟破りでしょ。でも、この最初の落ちを、そんなこともあるかも、と思わせるための演出が上手にしてあって、なかなか良くできてる。Jody Fodter、「我が子のためなら他人の迷惑を顧みないおばさん」が、似合うようになってしまって悲しい。それも演技力なのだろうし、結局彼女が正しかったわけだが。ラストシーン、アラブ人が荷物を持ってくれる。アラブ人が皆テロリストじゃないよってことなんだろうけど、逆にアメリカ人の傲慢さ、有色人種を見下してるのが見えるような気がする。あんなに酷い仕打ちをしておきながら、それなりの事情があったことをわかってくれるはずみたいな。これ以上関わりたくないアラブ人が遠巻きに見てる、主人公が歩みよって謝罪、和解、とした方が対等な人間として自然では?7点。観てる間の退屈しなさとしては8点つけたいところだが、もう1回観る気はしない。
数週間前にトム・クルーズ/スピルバーグ宇宙戦争を観たような気がするのだが、書く価値無し。3点。