アイロボット

暇な連休用に借りてきたDVDのうちの1本。あんまり長さを感じさせずに飽きずに観れたという意味で、娯楽映画としてはそれなりに良くできてるのかなと。ただ、良く考えるとわからんところがいっぱい。いや、良く考えなくても観てる最中から、???だったのだが。まずVIKIがあくまで三原則に従った上で「人間は独力で生きていけない、だから殺してしまえ」という考えに至った過程が理解不能。VIKIにとっては、正面から人類と対立せずに内密に事を運んだ方が楽だったはず。VIKIは主人公を事故に見せかけて殺そうとしたわけだが、それができなかったからと言って、何で人類総攻撃になっちゃう?明らかに人類と敵対したことで、主人公はむしろ動きやすくなったはず。次にサニーは、何故主人公を殺そうとした? サニーだけが持つもうひとつのCPUによる自己防衛か? であれば、何故肝心なところで主人公側に寝返る? Terminatorがそうしたように、「命の重さを学んだ」のか?それを匂わせるのがウィンクのシーン。そして致命的に意味不明なのが、ラストの「revolution」。Planet of the apesと同じくらい、意味ありげで意味不明なラストシーン。心を宿すことのできる第二のCPUを持ってるのはサニーだけではないのか?微妙につじつまの合わないところがいっぱいあって気持悪いのだが、一応飽きなかったということで6点。